日日是読日のブログ

本のご紹介、読書日記

『ユダヤ人大富豪の教え』   本田健

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
大和書房



今回は、著者が若いころに出会ったユダヤ人のお金に関する教えについて書かれた本の紹介です!


印象的な部分


提供したサービスの量と質=受け取る報酬


給料をもらう人間は働いている時間が退屈なので、その時間がいかに早く過ぎないかだけを考えている。「人からもらえるもの」=「お金」にしか興味がないので金持ちにはなれない。一方、スターと呼ばれる人たちや成功者は自分の仕事を愛し、ワクワクして今度は何ができるかを考えている。「人に与えること」を考えているのだ。だから結果として富を得られる。



不自由人と自由人


経済的、社会的、精神的に誰かに依存し、自分はだれなのか何がしたいのか考えようとしない。自分の人生の問題を家族や政府、会社に何とかしてもらおうと考える。一方、自由人は毎日、自由、チャンス、豊かさ、与える喜び、感謝に満ちて生活しいる。不自由人は、窮屈さ、徒労感、貧困、欠乏、競争、嫉妬、イライラ、不満、怒りなどに囲まれて生活している。また、仕事をしなくなれば生きていけなくなる。
・幸せに成功するために
自分が大好きなことをやる。そうすると、成功する確率は格段と上がる。だからまず、自分が必死になって打ち込める何かを見つけ、それに最大限のエネルギーを注ぐ。毎日、何か自分がやらなければならないことは全力で取り組む。昨日までできなかったことをやるのだから「これくらいでいいや。」なんて自分で限界を作ってはいけない。大好きなことに巡り合う一番の方法は、今やっていることが何であれ、それを愛すること。目の前にあることに全身全霊を注げれば次々に面白いこと、チャンスが転がってくる。鉄鋼王カーネギーも、どんな職務を与えられても、それに全力を注いだ。今目の前にある状況から逃避してばかりでは、せっかくのチャンスも掴めない。



目標設定で大事なこと


「やるべきこと」ではなく、「やることによって楽しいことが待っていること」を目標に定める。「これが出来たらどんな幸せなことが待っているだろう」「誰かを幸せにできるだろう」と、目標が達成できた未来を想像してみる。ワクワクすることを目標にすべきなのだ。



何を失敗と考えるか


失敗とは、成功していない現実を受け入れて、あきらめてしまった時にのみ起こること。「今は、上手くいかない方法を探しているだけだ」ぐらいに考えることが出来れば成功は近い。