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本のご紹介、読書日記

年収300万円の人はお金を減らす人 年収1000万円の人はお金を増やす人 年収1億円の人はお金と時間が増える人


年収300万円はお金を減らす人 年収1000万円はお金を増やす人 年収1億円はお金と時間が増える人
サンライズパブリッシング
2018-04-08
Kindle本






しばらく投稿を空けてしまって申し訳ありませんm(__)m



ご紹介したいと思える本に出合えていなかったためです




さて、今回は「お前はカネの亡者か!!」と笑われそうなタイトルの本です(笑)


この本を読もうと思ったのは、「本気で1億円稼ぎたい!」という熱い思いが自分の中で沸々と湧いてきてあらゆるセミナーにも通ってお金持ちの人とお会いして「よっしゃ起業してやる!!」と決心したあの日………



なんていうことは殊更なく、ただ漠然と「1億円稼ぐような人はどんな生活を送り、どんな想いを抱いていて、どんなことを大事にしてきたんだろう…?」と気になったからです(笑)



まだビジネスなんてものからは遠い自分が、これからどうやって仕事と向き合っていこうか、ライフワークを取ろうかということのための参考になればなぁと思い、同じような状況、考え方の方々に対してもご参考になればと思います。



ここで、筆者のご紹介を軽くすると、彼の一日は、朝の数十分のスマホ作業が一日の仕事で、それが終わると愛犬と遊んだり、スポーツジムに行って汗を流したり、ショッピングをしたり…



「独立して7億円稼いだ人の生活とはこんなにも優雅なものなのか!」とみなさんも思うはずです。



しかし、彼がこのような生活を手にする前は、偏差値35の高校に通い、「このままではマズい」と猛勉強の末、立命館大学に合格。在学中に公認会計士の資格を取得し、会計事務所トーマツに就職。一日の睡眠時間は4時間ほどまで削らねばやっていけない程の激務に終われる毎日…



自分が描いていた豊かな生活とは程遠いものだったと言います。



昨今の日本では、「ワークライフバランス」が重視され、お金以外の豊かな生活をしたいと、出世よりも働きやすさ、働き甲斐を優先する考え方が広まっています。



筆者も、そのような考え方から、「自分の人生を生きる」と決心したそうです。



その強い信念を紐解いていきます






年収300万円の人には得意分野がない

年収1000万円の人には苦手分野がない

年収1億円の人には、誰にも負けない得意分野がある



「すべてを完璧にこなせる人=めちゃくちゃ稼ぐ人」というのは間違いです。



年収1億円の人は、「絶対に誰にも負けない」「自分にしか出来ない」と言い切れる分野を持っています。



だから、「私は○○が出来ます!」と即座に言い切れるものを自分の中に築き上げることが大切です。



真面目な人は、すべてを自分でこなそうとしてしまいます



一見、非常にやる気のある素晴らしい人に思えます。



しかも、能力が高いからそれが出来てしまうのが怖い部分だと筆者は警鐘を鳴らしています。



しかし、「何でも屋」になってしまうと、オールマイティに仕事はできますが、「他の人に頼んでも同じクオリティなら、忙しそうではない他の人に頼もう」と思われてしまいます。



他の誰かに頼んでも同じ結果が出る仕事は捨てるべきです。



もちろんそれは「誰にも負けないジャンルとスキル」がある人が、「自分にはこれが出来るので、この仕事はほかの人に頼んで、自分はあれをやってもいいですか?」と言えるような立場、信頼感を得てからでないと、ただのワガママ、使えない人間というレッテルを張られてしまうでしょう。



「この仕事はあの人に頼めば絶対に良いものを作ってくれる!」



そう思われるための特定のジャンルのスキルを身につけることを心がけたいです。



KEYWORD 


完璧を目指すな。一点突破せよ。






年収300万円の人は、言われたことをやる

年収1000万円の人は、やるべきことをやる

年収1億円の人は、面白いと思ったことをやる



仕事を登山に例えると、年収1億円の人が登っているのは、普段人があまり踏み入れない、いわば観光地化されていない山です。



この山は、経営学でいう「ブルーオーシャン」であると考えることも出来ます。


「青い海である山」というのはヘンテコですが…笑



最初にその山を制した人には、次の人に登り方を教えたり、登りたいと思う人を集めて次の新しい山へ登る同志にしたり、様々な可能性が広がっています。



さらに、その山を登る過程をどのようにするかにも、他の人と差があります。



彼らは、どんな道でも「面白い」と思って楽しんでしまうのです。



年収1億円の人は、状況そのものを楽しむことが出来るので、どんどん面白いと思うことを見つけ、リスクを恐れず積極的に進んでいきます




KEYWORD 


頂上を楽しむ能力と、ルートを楽しむ能力を身につける







年収300万円の人は月収思考

年収1000万円の人は年収思考

年収1億円の人は時給思考


お金はとても大切です。



でもそれよりももっと大切なものが時間だと筆者は考えています。



お金を稼ぐことが目的となってしまうと、お金を使うことが出来なくなり、自分の体力や時間がどんどん削られていきます



年収300万円の人は、定期的に安定的にお金が入ってくることを何より重視し、今の月収がいくらなのかをこだわると言います。



年収1000万円の人は、たいてい年収を気にして働いていると言います。
自分の仕事ぶりや評価を上げることが年収という形で跳ね返ってくるのでボーナスや昇給を常に狙っていると言います。




しかし、年収1億円の人の考え方では、一番稼げるのは「時給思考」です。



自分の時給がいくらなのかが分かると、まず働き方が変わります



自分がやるべきこと、やるべきではないことの線引きがクリアになるのです。



例えば、年収1000万円の人は時給にすると約5000円だというので、時給5000円を生まない仕事はやらない、と考えることが出来ます。



意味のない打ち合わせとか、無駄口の多い電話、仕事をしているようで売り上げにつながっていない仕事などは意外と多いと言います。


時給で考えると、このようなムダは切り捨てることが出来ます。



限られた時間の中で、本当にやらなければいけないことは限られています。



食べる・寝るといった生きるための最低限のこと、夢や目標達成のための活動、そして人生を楽しむこと。この3つだけだと言います。




KEYWORD 


時給思考で「選択と集中」を徹底せよ








年収300万円の人が目指すのは「お小遣い稼ぎ」

年収1000万円の人が目指すのは「確実な利益」

年収1億円の人が目指すのは「より大きな利益」



お金には種類があります。



目的によって、お金は全く違った性質になるということです。



多くの人は、漠然とお金がたくさんあればいいなと考えてしまいますが、漠然と考えているだけでは、お金を稼ぐことは絶対に無理だと筆者は言います。



具体的に、自分はどういう種類にお金が欲しいのかを、目的を明らかにしていかないといけないと言います。



普段から切り詰めて生活している人が言う「お金が欲しい」は、たいてい「お小遣いが欲しい」だそうです。


ビジネスにしても、先々の100万円よりも、目の前の5万円を選んでしまう。



「確実な利益」を狙いに行く人は、貯蓄に走る傾向があるので、儲けたお金を貯めてしまいます。


しかし、莫大な利益を狙っていくならば、稼いだお金を使ってさらなる利益を出そうという発想に切り替わっていかざるを得ません




そういう発想に転換することで、稼ぐお金の種類も変わります



貯蓄目的だったお金が、運用目的のお金へと変化し、視点が「現在から未来へ」切り替わのです。







年収300万円の人は、お金が減らないことを考える

年収1000万円の人は、お金が増えることを考える

年収1億円の人は、お金よりも時間が増えることを考える



先程、お金には種類があると述べました。



たくさんお金を稼ぐ人は、そのお金がツールであることをよく理解しています。



稼いだお金を使って、また次のビジネスに投資したり、自分の勉強に費やしたりして、さらにお金を稼ぐという発想があります。




入ってくるお金の中でどうやりくりしようか、と考えるのではなく、入ってくるお金をどう増やそうか、と考えているのです。




あまり稼げない人は、とにかく「節約志向」です。



ランチも節約してワンコイン以下のところに行こうとし、飲み会もなるべく安いとこを探し、買い物はセール品ばかり、ヒトへの贈り物もなるべく安いものを…




そう。「ケチケチ野郎」なのです。←自分もです(笑)



自分を含め、このような人に抜け落ちているのは、「入ってくるお金を増やそう」という発想です。



そして、年収1000万円稼ぐ、昼夜必死に働いている人に欠けているのは「お金がツールである」ということ。



お金はあくまでも自分の時間や健康、夢をかなえるためのツールに過ぎません



お金のためにそれらを削るのは本末転倒としか言いようがないのです。



先程、お金をたくさん稼ぐ人は、「現在から未来へ」お金を運用する発想を持っていると述べました。



現在から未来へ」という発想は、「お金にお金を稼がせる」という考え方でもあります。



お金はあくまでツールだから、ツールにツールを稼がせて、自分は自分の時間を生きる。



こうやってこれからを生きたいです。